Yamamoto Zatsu

やまもとの雑記

2018年振り返り

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自分語りエントリーです。今年を振り返る。

7月 DMM GAMESを退職

退職エントリーとか書いてなかったので書いてみる。

自分は7月までDMM GAMESという会社に在籍していた。石川県の事業所で、在籍中はデザイン部に所属した。職種はフロントエンドエンジニアとしつつサブマネージャーという管理職を並行し、プログラミングとマネージメントの2足のわらじを履いているイメージだ。色々な業務に携わらせていただき、評価や採用も含め、勉強になることが多々あった。

退職するまで約5年弱働かせてもらって、素人同然だった自分を懇切丁寧に面倒見ていただけたことを本当に感謝している。まわりのスタッフもとてもいい人ばかりで楽しくやれてはいたけれど、2016年ごろから以下に列挙するような危機感を日常的に感じていた。

  • 環境として技術が上がりづらい
    • PHPがベースに存在していてフロントエンドの技術スタックが不要な場面が多い(SPA etc)
    • 実績をもとにアウトプットするものがない
  • マネージメントの仕事は楽しいがエンジニアリングが中途半端
    • 10年経ったときに管理職に胡座をかくようなことだけはしたくない
    • 業務がどうしても中途半端になるしマネージメントに振り切れない(仕事量的にも)

Web業界の予測は難しく、市場価値をある程度保っておかないと、きたるべき機会を逃すことになる。先が見えないからこそ取り組むことの内容と継続が重要だ。だからこそ転職を意識し始めた。

これは計画的偶発性理論に影響を受けていて、いつチャンスが来ても問題ないように先が見えないからこそ行動を日常化しようという発想だ。ストイックに聞こえるけれど、自分は今の時代に合った考え方だと認識しているし、まわりのできる人は大体当てはまっている印象を受ける。

計画的偶発性理論 - Wikipediaja.wikipedia.org

ちなみに文句だけ言って行動しないのは嫌だったので、改善しようと地道な活動も多少していた。

  • 勉強会の開催
  • バックエンドエンジニアとの対話
  • 採用募集要項の見直し
  • 1on1の実施
  • etc

バックエンドエンジニアとの対話機会を増やしたのは効果があり、サイドプロジェクトでPHPベースで進行する予定を、Node + Reactに移行することなどもできた。しかし、現行のPHPを捨てるのはどうしても時間がかかりそうで、DBも複雑化していた印象を受ける。フロントとバックエンドは、APIだけ重なるような仕組みだとSPAにもシフトする道が開けるが、別件で積まれたタスク含め、完遂には年単位で時間がかかりそうという話だった。

フロントエンドエンジニアを名乗るからには、このご時世、SPAをちゃんと作りたい。数年かけてやっとやりたいことができるようになったころには、また別のパラダイムがあるかもしれない。ならば環境を変えるほうが良いのではないかと考えるようになった。2017年の終わりごろだったと思う。

それから転職しようと活動していたのが2018年2月~4月くらいで、何社か面談をさせていただいた結果、Kaizen Platformに入社させていただくことになる。

入社する前に引っ越しもした。

7月 石川県 → 東京都

引っ越しは石川県金沢市から東京都豊島区で、環境がガラッと変わった。猛暑の中、休日を使って合計3回ほど東京に物件を見に行ったり、車の処分などもしなければならず、割と準備に時間がかかった。

ところで、石川県金沢市はとても素敵な町で、食事は美味しく、静かで暮らしやすい。人も親切で、優しくおおらかな人が多かった印象を受ける。日本海特有の曇天模様な空で雨も多い地域のため憂鬱にならなければ心からおすすめ。関東から移住するなら雪は覚悟したほうがいい。

のどぐろや日本酒は人生観変わるレベルで美味しいのでぜひご賞味あれ。 東京から新幹線で2時間半で到着できるが、新幹線内の圏外の時間が長いので寝るしかない。

池袋は交通など利便性が高い街だけれど、民度は底辺レベルでしかなく、風俗店の数やキャッチ、路上喫煙率の高さにちょっと引いている。個人的には目黒が好きなので目黒に引っ越したい。

8月 Kaizen Platform 入社

そして、Kaizen Platformに入社した。職種も前職同様フロントエンドエンジニアである。

小並な発言をすると、まわりは技術力の高い人ばかりで、飛び交う会話に付いていくだけで最初は手一杯だった。傭兵部隊という言葉が似合っていて、しかし質問をするとしっかり教えてくれる。

会社の方針として印象を受けたのは、性善説に基づいたアンチマイクロマネージメント指向で、このあたりは会社選びの際に大きなポイントとなった。社員を縛り付けるようなルールが極力少なくされていて、リモートワークはもちろん、裁量労働制など、新しい働き方にトライしている会社だ。入社してからも思うけれどエンジニアが働くには魅力的な環境だと思う。この文化の背景には、社員を信頼していることが前提とされていて、綺麗事にも見えるけど、自分はそれに感銘を受けた一人でもある。

リモートワークは人生ではじめてで、通勤の苦痛などから開放はされたことに最初は喜んでいたけれど、引き換えに責任感を持って自分を律することが求められるため、プロジェクトを推進させていくために自らがアクションする必要性を今もなお感じている。

ちなみに石川県でフルリモートする選択肢もあったけれど、都心の方が色々なイベントに参加しやすいことも考慮して、引っ越しをしたのが経緯。後は実家の両親に近いところに引っ越そうと思ってたからだ。

Kaizen Platformは能力を最大限発揮させるようにチャンスを与えてくれる印象で、大きな企業だとなかなかハンドリングできないところが、組織の小ささやマネージメント層の優秀さも相まって、サポートしていただいている気持ちが強い。だからこそ、引き続き学びつつもサービスをグロースできるように頑張ろう。

買ってよかったもの

年末なので買ってよかったものを少し紹介する。

PFU Happy Hacking Keyboard Professional BT 英語配列/墨 PD-KB600B

前職の送別祝いにいただいた有名なキーボード。Bluetoothで使えて電池持ちもいいので大変に便利。とにかく打鍵感が心地よい。これとは別にFilcoの赤軸も買ったけれど、赤軸は長時間使用すると指が痛くなってくるので自分はこっちをメインに使っている。値段は高いけれどキーボードでこんなに変わるのかと実感した。ちなみにパームレストを買ったほうが腕の負担は少なくなる。

レビューするなら★5。

Bose SoundSport Free wireless headphones

コードレスのイヤホンが欲しかったので思い切って買った。Bluetoothでコードから解放されたのは素晴らしく、音質も自分が聞く分には問題ない。耳から外れないグリップ力も魅力で、もし落としてもアプリから位置を特定し音も出せるので、そのあたりの考慮はある程度されている。

通話時のマイクも割と性能が高く、右耳しか音がでないけれど、会話は滞りない。

ダメなところとしてBluetoothのレスポンスが少し遅いので、音ゲーとかには絶対向かないと思う。アニメもこれで見るのはちょっとつらい。あくまでも音楽を聞く用。防滴なのでジムなどで使うのが一番適しているかもしれない。個人的には移動用なので気にならない。

レスポンスが悪いのが気になるのでレビューするなら★4。

EIZO FORIS 23.8インチTFTモニタ (1920×1080 / IPSパネル / 4.9ms / ノングレア) FS2434-R

EIZOのモニタを探していて、自分は格闘ゲームをやるのでゲーミングモニタがよかった。探したらEIZOから普通に出てて2フレで買った。デザインが好きで、モニタのフレームが狭く、画面以外の余白が少ないのが美しい。

ゲーミングモニタなので、当然フレーム遅延がほぼなく、発色もEIZOだけあって申し分ない。リモコンがついているのでHDMIなどをさくさく切り替えられるのも便利。スピーカーは一応音が出るけれど、お世辞にもいい音ではないので、別で接続することをオススメする。自分はAnkerのsound coreを繋いだ。

普段Mac book proをシェルモードにして、このモニタをメインに作業しているけれど、大変満足。もちろんプログラムを書くにも全く問題ない。

レビューするなら★5。